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cinema日記
見た映画の感想覚え書き。時々美味しかったものも書こうと思います。

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(2007/05/26)
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スウェーデン、2003年

原題:Saraband

監督:イングマール・ベルイマン


「ある結婚の風景」続編ともいえる作品で
(ドラマとは多少設定が変わってます。映画のほうはみてないのでわかりません。)
ベルイマン監督85歳の作品です。

「ある結婚の風景」のマリアンとユーハンが
30年して再会するところから描かれています。

主題は老年になったマリアンとユーハンではなく、
ユーハンの孫カーリンと息子ヘンリック(マリアンとの息子ではありません)のように思います。

強いゆがんだ愛情で娘を縛ろうとする父親と
それに反発しながら自分がいなくなったら父親がどうなるか心配する娘。

85歳のベルイマンが20年の沈黙を破って撮った映画ですが
ベルイマン監督のどのような心境が表されているのでしょうか。。

タイトルのサラバンドはバッハの曲「サラバンド」から
とられています。


バッハのサラバンド(youtuBe)


おまけの話:
ユーハンはこの話ではホントもうどうしようもない浮気ものだった。
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リヴ・ウルマン、エルランド・ヨセフソン 他

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スウェーデン、1973年

原題:Scener ur ett äktenskap

監督:イングマール・ベルイマン


アマゾンのDVDは映画ですが、私がみたのは映画のもとになった
50分×6話のドラマのほうです。
邦題はほぼ直訳のようです。

「処女の泉」で衝撃を受けて以来、
チェックしてると結構ベルイマン特集ってNHKでやってるんですね。


ほぼマリアン(リヴ・ウルマン)とユーハン(エルランド・ヨセフソン)の夫婦二人だけで
ドラマが成り立っています。


1話目は「無邪気さとパニック」
2話目は「じゅうたんのすみを掃除する方法」
3話目 「ポーラ」

と話は進んでいきます。

2話目まではあてこすりやいやみのいいかた、
我慢できない夫婦(人間)関係って
万国共通なんだな~と思うものの

こんなに毎日人生考えてたらやってらんないよ‥
だから福祉大国なのに自殺が多いのかな~??
なんて思っていたのですが

3話目になると俄然話が展開!おもしろくなります!

このドラマはスウェーデンで高視聴率を記録したそうで、
放送後、離婚も急増するという社会現象にもなったそうです。


日本の民放も月9だとか「フリーター、家を買う」だとかばかり放送してないで
もっと質のよい
ドラマを提供するよう努力してもらいたいですヨ。ホント。


奥さんのほうを演じたリヴ・ウルマンは
ベルイマン監督の公私のパートナーで一女をもうけましたが結婚はしていません。

このドラマはベルイマン監督55歳頃のドラマですが、
なんだかこうスウェーデンの中産階級&知識人の縮図であり、
ベルイマン監督の結婚観のようでもあります。

でもやっぱり男って浮気すんのね。。。。




テーマ:海外ドラマ - ジャンル:映画

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1997年 日本

監督:三谷幸喜


三谷さんの映画は「THE 有頂天ホテル」「 ザ・マジックアワー」をみて、これが3本目。
あとは「みんなの家」が残ってます。(2010年時点で。)

『壮大なスケールのストーリー、テンポの良い展開、絶妙な笑いで人気を博し各賞を総嘗めにした。
 またベルリン映画祭にも出品され、三谷曰く「ドイツ人がこれほど笑うところを見たことがない」。』

ウィキペディアの概要にありますが、

面白いことは面白いけれど、
別に劇場までみにいくほどじゃないです。(私には)

ドイツ映画の「U-900」のほうがおもしろいよーー
ドイツ人ってこういうのが好きなの??

とまあいろいろ突っ込んでみましたが。


若い唐沢利明さんがみられます!
「白い巨塔」の財前さんのイメージがつよくて
イケメンだったのね~なんて感心しました。

同じく渡辺謙さんもすごい感じが違う。
この人は本当に白血病、再発、泥沼離婚と私生活も肥やしにして
芸を高めていってるようで、大変ですががんばってください!と思ってしまいます。
(別に私なんかに応援してもらわなくても、世界のワタナベですけど)

そのほか鈴木京香さん、西村雅彦さん、藤村俊二さん、布施明さん、戸田恵子さん、細川俊之さんなどなど
今も第一線で活躍する華麗なる俳優陣。

この映画(または三谷作品)の長所はそう!華麗なる俳優陣!(当然ながら私見です。)




テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

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映画公式サイト

2006年スイス
原題:Die Herbstzeitlosen
監督:ベティナ・オベルリ

監督さんは1972年生まれの、スイス人女性。
「そして、私たちは愛にかえる」の監督さんも1973年生まれだし、
ヨーロッパでは若い世代の監督さんが順調にそだったるのかな~なんて思いました。


80歳でご主人に先立たれた失意のマルタが
古い因習が守られた小さな村で、幾多の困難にもめげず
若いときの夢である下着屋をひらく‥
パワフルで温かい映画でした。

刺繍文化を楽しみたくて見はじめたので
ちょっとそのへんは肩透かしをくらいました‥。
邦題はイマイチ、映画とミスマッチな感じがぬぐえません。。

原題「Die Herbstzeitlosen」は下の花の名前(ウィキペディア/ドイツ語)だそうです。
秋クロッカス

秋咲きクロッカスです。
秋にやわらかい紫の花を咲かせるようです。

ドイツで秋咲きクロッカスがどのようにうけとめられているか
よくわかりませんが
クロッカスは春に咲くのが一般的なので、
秋クロッカスは季節おくれで花を咲かせています。

マルタも季節おくれで花を咲かせました。

「刺繍王国、スイス
時計とならんでスイスで有名なのが実は刺繍。時計と同じ様に精密な工芸に秀でた国なのである。
刺繍の切手、テーブルクロス、ハンカチなどにかわいいモチーフやレースを施したものが主流。 」
というスイスの刺繍をみたかったです。

エメンタール地方は
絵に描いたよな小さな町があります。
201011062235.jpg
映画より↑

クリスマスの夜、小さな村に明かりがともったら
本当に綺麗だろうな~
そんなときに一度いってみたいです。


ラストでマルタとその友達が
陽をあびて美しい草原で楽しそうにしゃべってます。
そしてマルタがねっころがりますが、
その時のマルタのわきに咲いている花がDie Herbstzeitlosenです。

映画のストーリーの運びはちょっと無理があったような気がしますが
楽しくていい映画でした。
善男善女におススメ。


ところでスイス映画って「僕のピアノコンチェルト」の天才少年といい、
今回の80歳のおばあちゃんといい
ちょっと主人公が世間一般の主人公とは毛色かわってる気がしました。
まあ2本だけしかみてないので、よくわからないですけど。。











テーマ:洋画 - ジャンル:映画

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バーキ・ダヴラクハンナ・シグラ

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2007年 ドイツ、トルコ、イタリア合作

監督:ファティ・アキン(1973年生)

原題;ドイツ語:Auf der anderen Seite(向こう側)
   英語:The Edge of Heaven(天国の端)
   トルコ語:Yaşamın kıyısında(生命の岸/彼岸?)
※ドイツ語、トルコ語わかりませんので、Google翻訳を参考にしました。

公式サイト


昨日BSでやっていて、見るともなく見始めたんですが
はじめからひきこまれちゃいました。

まだ数年前の映画なんですが
ほとんど知らない国なので、
(旅行行ってみたいですよ)
トルコからドイツへ出稼ぎで娼婦とかかなりショッキングな出だし。

主人公のひとり、アイテンは武装勢力に入っている女性なんですけれど
イスラム世界の自爆テロとかもニュースでは時々聞くけれど
とても近い世界にいるわけなのでした。

トルコはEU加盟について『キプロス問題、司法制度・人権保護の改善など加盟基準で今も交渉中』なんだそうです。

監督はトルコ系ドイツ人(ご両親がトルコからの移民)の若い男性監督で
2004年には「愛より強く」でベルリン国際映画祭金熊賞受賞という才能にあふれた人らしい。
(2002年に「千と千尋の神隠し」が受賞したやつ)


監督さんは
『愛と死と悪。『愛より強く』は愛について、
 『そして、私たちは愛に帰る』は死についての映画。
 死といっても、すべての死は生誕である、という意味だ。
 死も誕生も、新たな次元へ扉を開く。
 『そして~』では何か別なレベルに達したいと思っていたのだけど、
 何かが欠けていて、それは悪をめぐる次回作で描くことになるだろう。』
と言っています。公式サイトより



そんなワケで原題は「彼岸」って感じのタイトルですが、
「そして、私たちは愛に帰る」という邦題です。
邦題ってしょっちゅう「愛」がつくような気がしますが、
(「愛は霧の彼方に」だってホントは「ゴリラは霧の中に」だもんね。)
これはなかなか味わいのあるよいタイトルだと思います。

映画の大意も失われないし、
前作を見たひとにも「おっ?見てみよ?」って思わせそうだし。



監督さんはエーリッヒ・フロムの「愛するということ」に
とても影響されているそうで
彼のテーマを深く知りたい場合、読んでみるのはいいかも知れません。


イスタンブールのヨーロッパとアジアをわける海峡などは
映画「オリエント急行殺人事件」や旅行雑誌などで見るのとそう変わりませんが、
黒海周辺ははじめて見る景色で
とても綺麗でした。

撮影地はドイツのブレーメンとハンブルク、トルコのイスタンブールと、黒海沿岸、トラブソン。